子宮腺筋症の鍼灸治療
「あの痛みがまた来るかと思うと…。」
「できるだけ薬は飲みたくない…。」
このような思いを感じていませんか?

私自身、生理痛で倒れた経験が過去に何度もありました。そのツラさを身をもって感じており、子宮腺筋症のツラい生理痛でお困りの方の気持ちに寄り添って施術に力を注いでいます。
当院には子宮腺筋症・内膜症・卵巣嚢腫などでお困りの方々、異常が見当たらないのに生理痛が強い方々がご来院されております。
このようなご相談をいただいております
- 子宮腺筋症で生理痛がツラい
- 鎮痛剤をできるだけのみたくない
- 子宮腺筋症があるが妊娠を希望している
- 貧血になりやすい
- 経血量が多く困っている
- 手術やホルモン療法をさけたい
施術内容のご紹介
子宮腺筋症の鍼灸治療では、問診によって身体の状態を把握することが大切です。生理の時と普段の状態について詳しくお聞きします。
生理痛や下腹部の痛みが起きる時期、強さ、場所、月経周期・期間、経血の量・色・性状と、おりものの状態、月経前後におきる症状などをお聞きします。
他に、普段気になっている不調や体質などもお聞きします。
生理とは関係なさそうに思える不調や体質が、痛みの原因の1つになっていることもありますので、気になることがありましたらお知らせください。

症状によるタイプ診断
- ✔ 薬を飲んでもツラい生理痛
- ✔生理が始まりそうで始まらない
- ✔ 経血量が多い
- ✔経血の色が黒っぽい
- ✔ レバー状のかたまりがある
- ✔ おりものが多い
- ✔むくみやすい
- ✔貧血や貧血のような症状がある
- ✔爪にスジが入っている
- ✔1度冷えると温まらない
- ✔疲れやすい
1~2が気になる方
【気滞(きたい)タイプ】
普段からイライラを感じる事が多く、「気」の流れが悪くなりやすい状態です。
生理前は胸や脇が張って痛みを感じたり、普段なら気にならないことでも気になってしまい気持ちがうつうつしやすくなります。

【当院の施術ポイント】
「気」の流れを促す事が中心になります。排卵期ごろからの治療で生理前の不調が改善される方が多いです。
3~5が気になる方
【お血タイプ】
「血」の流れが悪く、強い痛みが起こりやすい状態です。
子宮腺筋症・子宮筋腫などの方に多い状態です。経血は色が暗い赤でレバーのような塊が多くみられます。
【当院の施術ポイント】
生理直前には少なからず「お血」の状態がおきます。「血」の流れを促し痛みを緩和していきます。
毛細血管を広げて血流を高める吸い玉療法もおススメです。
6~7が気になる方
【痰湿(たんしつ)タイプ】
「痰湿」とは体内の水分が適切に排出できずに残ってしまったものです。卵巣嚢腫の方に多くみられます。
普段からむくみやすく、生理前から生理時にはより強くむくみます。経血は粘り気があることが多いようです。

【当院の施術ポイント】
身体にたまった「痰湿」を取り除いていくことが中心になります。「痰湿」で冷えを感じる方にはお灸も効果的に組み入れていきます。
8~9が気になる方
【血虚(けっきょ)タイプ】
「血虚」とは体内の「血」が少なくなりやすいタイプです。数値的に貧血の方もいます。
めまいや動悸(どうき)を感じる方やお顔の血色が悪い方、不眠の方も多いです。
【当院の施術ポイント】
「血」を補うことが中心になります。やさしい鍼に加えてお灸も使っていきます。
考え事や神経をつかって「血」を消耗しやすい方にはツボを使った施術をします。
食生活も大事になりますので、「血」を補う効果の高い食事や食材のアドバイスもさせていただきます。
10~11が気になる方
【気虚(ききょ)タイプ】
「気虚」とは体内のエネルギーを消耗しやすく、足りなくなりやすい状態です。
普段から疲れやすく、文字通り「気」をつかう方に多くみられます。エネルギーが足りないため「血」を循環させる力が低下します。
「気虚」が進むと体を温める力がなくなり冷えを感じます。

【当院の施術ポイント】
「気」を補うことが中心となります。思い悩みやすく「気疲れ」する方には、ツボを使って施術します。
気持ちの良い鍼とお灸で心身をケアしていくことで体内の営気を養っていきます。
施術内容はきめ細やかに調整します

上記の5つのタイプをご紹介しましたが、いくつかのタイプを併せ持っている方もいれば1つのタイプが強く出ている方もいるなど、その症状の出方は様々です。
また同じ方であっても月によって症状が変わる方もいます。
施術に入る前に、手首の脈・舌・お腹などの状態を診てから、より詳細に身体の状態を見極めてきめ細やかな施術内容の調整をしております。
私自身も経験したツラい生理痛の経験から、痛みでお困りの方のお役に立ちたいと思っております。
どうぞお気軽にご相談ください。
子宮腺筋症とは
子宮の筋層に子宮内膜に似た組織ができる病気です。
30代後半から病変が大きくなり症状が現れてきます。当院にお越しの子宮腺筋症の患者さんも30代後半から45歳位の方が多いです。
強い生理痛や月経量の増加、貧血が現れたりします。
女性ホルモンの影響によって悪化しますが、閉経とともに縮小し症状が消えていきます。
参考:厚生労働省研究班 女性の健康推進室 子宮腺筋症ーヘルスケアラボ